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「官能短歌・性愛短歌・エロ短歌」といわれる色事を主題に啾(な)き疼(うず)く濡れ場を詠んだ愛の和歌とその官能短歌による歌物語
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四 口淫
乳首から首筋耳裏と舐めまわしし後、体回して足の指を口に入れべちゃべちゃと舐めまわすに春香呆れたる顔にて見ていしが、やがてこれもまた感ずること深くなりぬならむ、なにやら腰のあたりムズムズとさらに穴奥のくっと感じせしころには、はだへほの赤く染まりて恍惚の息洩らせり。
 これもまた初めて知りし歓びぞ君が想ひの何ぞ嬉しき(春香)
 嬉しきは共に溺れむこの時ぞ君が歓び我のものにて(治夫)
 歯噛みして堪ゆるも漏るる歓びの蕩けて出づる声のいやらし(春香)
この時に至り、春香の両足腿よりすくひ上げ肩にかけるかにしてほとに吸い付く。
春香の口より熱く震えしごとく吐息の漏てれ、擦れし喘ぎ響く。
 早濡れしほとまさぐれば息漏らし迎えしごとく熱き液いづ(昭雄)
舌で剥くやふに肉刺を弄び吸ひ込みて、さらに周りの肉襞に吸ひつけば、心地よさ限りなく、「あぁもうだめ、いってしまいます」とよがる。
トロトロになりし中心部に触れ「観音様が歓びに泣いている」と言へば、ひくっと身を震はせ、その度に「あぁもうだめ」を繰り返す。
もう待たぬと指添え、指更に中にいれぬるりぬるりと捻り廻し肉襞擦り上げる。
 まさぐられ濡れし肉ひだ絡みつききゅんと締まれりなぶれる指を(春香)
 探り撫ぜ広げて撞くや指先に歓び蕩け蜜の垂れくる(昭雄)
 我もまたさいなむ君の内襞の歓び深き蜜に融けゆく(昭雄)
春香の喘ぎ激しく、捩り身もだへる様の艶めかしく、に、絶え絶えになりて、やがて体ピクピクと波打ち腹部も痙攣し快楽に溺るる。
 なが指に濡れし肉襞うち震へきゅんと絡まりて果て堕ちしかな(春香)
「肉竿欲しや」と問ひて昭雄浴衣脱ぎ捨て裸となり身を入れ替へ、春香の口に肉棒向くるや、
 雛鳥を手に包むやふに誘(いざな)ひて息づく物に口付けもせむ(春香)
 ひざまづき太き猛りを口含み形に沿ひて舐め挙げもせむ (春香)
とて、春香太き魔羅の先に口付けし、先より溢れるを舐め、亀頭に舌を這はせり。
 ひざまづき吾を含みて丁寧に舐めいとしむに髪撫でてやる(昭雄)
昭雄もまた我慢ならずかの肉襞に口寄せて漁り舐む。互ひに歓びを求め合ふこと限りなし。
縺れ合ひつつ、亀頭咥え呑み、舌絡め、竿手に包みて扱くに、昭雄のほうと息漏らし善がりたり。さらに春香の歓びも深まるか首浅く深く繰り返し振りて喉奥に挿す。 
 喉奥を広げこの口秘所とせむ根元深くも抱く悦び(春香)
 昂まりを喉奥深く根元まで満たす呻きの悶え嬉しき(昭雄)
互ひに高まり、声にならぬ唸り発して、ついには共に果てぬ。
 口中の魔羅ひくひくと蠢きて迸りたる歓び熱し(春香)
 薄苦き白濁の液口に受け惚けて洩らす唇妖し(昭雄)
 吾がぼぼのひくひく締まり悦びのうねりぞ高く深く襲へる(春香)


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